2023/07/10 22:11

こんにちは、ミジンコやさんです。
今回からは、「こんなときに是非試してほしい!」ミジンコの活用ポイントについてお伝えしていきます。
基本的な活用だけでなく、ちょっと変わった活用方法までシリーズで紹介していきますので、最終回まで見守ってもらえると嬉しいです。
【ミジンコ活用~基本編~】
◆ミジンコと言えばコレ!稚魚への給餌に大活躍◆
皆さんは、飼っている魚たちがいつの間にか卵を産んでいた!という経験はありませんか?
買ってきた水草に卵がついていて、知らないうちにち~っちゃな稚魚が水槽にいたよ!!という経験も、アクアリストさんなら珍しくはないかもしれません。
生まれたばかりの稚魚は、ヨークサックと呼ばれる『栄養分の入った袋』をお腹に持っていて、数日間は何も食べなくても生きていけます。
しかし、ヨークサックの栄養分がなくなってしまえば、口からご飯を食べなくてはなりません。
今は稚魚用フードも市販されていますし、成魚用の餌を細かくすり潰して与えることもできますが、いまいち食いつきが悪かったり、すぐに水が汚れてしまったりすると「ちょっとなあ……」と感じることもありますよね。
そんなときに是非活用していただきたいのが活きミジンコです!!
◆生きているから、食いつき抜群!◆
活きミジンコとは、その名の通り、生きているミジンコのことです。
活きの良いミジンコを与えることで、ヨークサックから人工餌への切り替えで起こりがちな『稚魚の食欲不振』を解消することができます。
与える餌は稚魚の口に入るサイズでなければなりませんし、逆に、餌があまりにも小さいと認識ができないといいます。餌を探すのにも、泳ぐのにも、稚魚のエネルギーは刻一刻と消費されていきますから、なるべく多くの餌を効率よく食べてもらうことが成長の要となります。
一定数の活きミジンコを稚魚水槽に投入し、餌の豊富な状態を作り出すことは、ヨークサックから卒業して自力で餌を食べていく段階の稚魚にとって、とても大切です。
活きミジンコはぴょんぴょんと泳ぎ回りますから、人工餌や乾燥ミジンコを与えるよりも格段に稚魚の食欲を刺激してくれますよ。
◆生きているから、汚れにくい!◆
稚魚に活きミジンコを与えることで、実は水の汚れも軽減できます。水質の悪化は、魚が食べ残した餌や排泄物が主な原因となりますが、活きミジンコならばもし食べ残しが発生しても『生きて』いますから、水槽内ですぐに腐敗してしまうことはありません。
水質の悪化をあまり気にしなくてもよいのは、嬉しいポイントですよね
◆オススメはタマミジンコ!◆
稚魚のご飯として、当店でオススメしているのはタマミジンコです。
タマミジンコは他のミジンコに比べて体が小さく、殻も柔らかいため、稚魚にとって食べやすい餌となります。
※育ってしまったタマミジンコは稚魚の口よりも大きい場合がありますから、予めご自宅である程度繁殖させておく(タマミジンコの幼生がいる状態にしておく)と安心です。
タマミジンコの幼生でしたら、口の小さな稚魚でも食べることが可能です。
ミジンコは、良い繁殖状態を維持するのがなかなかに難しい生き物でもあります。
昨日まで元気だったのに、たった一晩で全滅……ということも珍しくはありません。
当店のミジンコ定期便は、ミジンコの急な全滅に備え、定期的に新しいミジンコを購入しておきたい という方にも大変おすすめのプランです。
是非是非ご活用くださいね!